後見制度と高齢者虐待
2011.10.07
こんにちは,司法書士の中川です。
最近は寒い日が続いたので,冬物のスーツを出しましたが,今日は暑いですね…。
今回は高齢者虐待について考えたいと思います。
高齢者虐待に関し,近年事件に至るケースが増加しています。医療の進歩により,高齢化社会となりましたが,元気に活動されている高齢者だけでなく,寝たきりや重度の痴呆症を抱えたまま生活してらっしゃる方も多く,介護の長期化に伴うストレスにより,虐待が行われるケースが多いようです。
また,虐待についての自覚は虐待者に低く,高齢者本人に高いという点も注意すべき点です。
傾向として被虐待者の要介護度が上昇すればするほど虐待が起こりやすく,虐待内容は心理的虐待が最も多く,生命身体にかかわる危険な虐待も10.9%に達しており深刻な状況であると言えます。
当事務所では今後,この問題について司法書士個々が後見業務に関しスキルアップに励み,社会に対して積極的に問題を提起し,情報等を発信していかなければならないと考えております。
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