相続用語集

代表司法書士山田愼一

山田 愼一

相続の相談件数は業界でもトップクラスの年間1800件のグリーン司法書士法人の代表司法書士。

保有資格:司法書士/行政書士/家族信託専門士/M&Aシニアエキスパート

相続でよく使用する用語を集めた、相続用語集です。

相続でよく使用する用語を集めた、相続用語集です。
手続きでわからない言葉があった際にご利用ください。

【あ行】相続用語

【遺言】(いごん)

生きている間に自分の最終意思を示すものです。自分の財産を誰にどのような形で遺すかを死後に伝えるための方法です。
法律上効力がある遺言内容は、身分・財産・相続に関することです。


【遺言執行者】(いごんしっこうしゃ)

遺言事項を実現していく人のことで、誰でもなることができます。遺言書で指定しておくか、指定されていない場合は、相続人などが家庭裁判所に選任を申し立てることになります。


【遺産分割】(いさんぶんかつ)

相続人が複数人いる場合、遺産を各相続人に配分する手続きのことをいいます。
被相続人(相続される人、相続の開始にあたっては亡くなった人)が亡くなると、相続財産は一旦、相続人全員の共有財産となるので、具体的に分配する必要があります。


【遺産分割協議書】(いさんぶんかつきょうぎしょ)

遺産の分割方法を相続人全員で協議し、決まった内容を書面に残すために作成するものです。
相続人の数だけ作成して、相続人全員の署名、実印を押印して各自1通ずつ保管します。


【遺留分】(いりゅうぶん)

兄弟姉妹以外の相続人に、法律上保障された一定の割合の相続財産のことです。
対象となる相続人は、配偶者・子・孫・親・祖父母などが該当します。


【遺留分の減殺請求】(いりゅうぶんのげんさつせいきゅう)

遺言によって自分の相続分が侵害されている場合、遺留分の減殺請求をすることによって自分の遺留分を取り戻すことができます。
遺留分を侵害されたことを知った日から1年以内か、相続があった日から10年以内にしなければなりません。

【エンディングノート】(えんでぃんぐのーと)

元気なうちに自分に万が一のことが起こることを想定して、事前に家族や友人に伝えたいことや、医療や介護、葬儀や相続についての希望を書き記しておくものです。

【か行】相続用語

【改製原戸籍謄本】(かいせいはらこせきとうほん・かいせいげんこせきとうほん)

戸籍法が改正されたときに、戸籍の様式が変更されると、新しい様式の戸籍に書き換えられます。その場合における旧戸籍簿の写しのことをいいます。


【貸宅地】(かしたくち)

人に貸している宅地のうち、建物所有の目的となっている宅地のことをいいます。無償で貸している場合には該当しません。


【貸家建付地】(かしやたてつけち)

自分の所有している土地に自分でアパートや一軒家を建設し、第三さに課している場合の土地のことをいいます。


【換価分割】(かんかぶんかつ)

家など物理的に割ることができない遺産を売却して、その売却代金を相続分に応じて配分する遺産分割の方法です。
他にも遺産分割の方法には「現物分割」「代償分割」があります。

【寄与分】(きよぶん)

被相続人の事業を手伝ったり、財産の維持もしくは増加に貢献したり、療養介護に著しく携わったりした場合に求められる法定相続分以外の取り分のことです。相続人にのみ認められています。


【共有分割】(きょうゆうぶんかつ)

相続財産を複数の相続人で、持分を決めて共有する方法のことをいいます。後々のトラブルのもとになる可能性が高いので注意しましょう。

【限定承認】(げんていしょうにん)

マイナスの相続財産(借金など)を返済する責任が、プラスの相続財産(預貯金や不動産など)の範囲に限ったものに軽減される相続方法です。


【現物分割】(げんぶつぶんかつ)

A土地は配偶者に、B土地は長男に、株式は次男に、というように個々の財産を、そのまま各相続人に割り当てていく方法のことです。各相続人の相続分を均等に分けることは難しく、相続人間の取得格差が大きくなることもあります。
現物分割と代償分割を組み合わせる方法はよく使われます。


【検認】(けんにん)

家庭裁判所で行われる手続きで、相続人に対して遺言書の存在や内容を知らせるとともに、遺言書の形状や日付、署名など内容を明確にして遺言書の偽造や変造を防止するための手続きです。
遺言を発見したら速やかに家庭裁判所で検認を受ける必要があります。

【子】(こ)

相続に関しては、被相続人の子どものことで、実子のみでなく養子も含む。常に相続人となる。


【公示地価】(こうじちか)

適正な地価の形成に役立てるために国が公表しているもので、一般的な土地売の際の指標や、公共事業の取得価格の基準となります。自由な取引において通常成立すると考えられる1㎡あたりの価格を示しています。


【公証人】(こうしょうにん)

公正証書を作成する際に、定款や私署証書(私文書)の認証などを行う公務員です。
法務大臣によって任命され、法務局や地方法務局に所属しています。業務は公証役場で行っています。


【広大地】(こうだいち)

地域における標準的な宅地に比べて著しく面積が広い土地で、都市計画法の開発行為を行う場合に、道路や公園などの公共公益的施設が必要になる土地のことをいいます。判定には専門知識が必要になります。


【戸籍】(こせき)

日本国民の出生・親子関係・養子関係・婚姻・離婚・死亡などを公的に証明する文書のことです。
日本国民の身分を証明する文書なので、日本に住んでいても、日本国籍のない方には戸籍はありません。


【戸籍謄本】(こせきとうほん)

戸籍の写しのことで、本籍地の市区町村役場で管理しており、本籍地を管轄している市区町村役場に交付の申請をすることで取得できます。
取得できるのは、戸籍に記載されている本人、その配偶者、直系尊属、直系卑属です。


【固定資産課税台帳】(こていしさんかぜいだいちょう)

所有している不動産の一覧表のようなもので、名寄帳ともいいます。不動産を正確に調査するために取得します。各不動産の所在地の市区町村役場・都税事務所で取得することができます。

【さ行】相続用語

【財産評価基本通達】(ざいさんひょうかきほんつうたつ)

不動産や株式などの相続財産の評価基準について国税庁が定めたもので、相続税や贈与税を計算する際に使用します。

【死因贈与】(しいんぞうよ)

贈与者の死亡によって効力が発生する贈与のことをいいます。


【時価】(じか)

その時々に市場で成立している市場価格のことをいいます。公正な価格で、市場価格が基本となります。


【受遺者】(じゅいしゃ)

相続人に類似する地位で、遺言で財産を贈られた者のことをいいます。
自分の意思で遺贈を受けることも放棄することもできます。


【受贈者】(じゅぞうしゃ)

贈与を受ける人、財産を受け取る側の人のことをいいます。


【自用地】(じようち)

所有している宅地を自分で使用している場合の宅地のことをいいます。


【除籍謄本】(じょせきとうほん)

除籍簿の写しのことで、除籍されたすべての人が記載されている謄本のことをいいます。


【除籍簿】(じょせきぼ)

戸籍に記載されているすべての人が、結婚や死亡などの理由で戸籍から抜けた場合には、戸籍簿から外され、除籍簿として別に保存されます。

【成年後見制度】(せいねんこうけんせいど)

認知症や知的障がい、精神障がいなどにより判断能力が不十分な方を保護し、支援していく制度です。

【相続】(そうぞく)

亡くなった人の財産などの様々な権利・義務を、包括的に引き継ぐ行為のことです。


【相続財産管理人】(そうぞくざいさんかんりにん)

亡くなった人に相続人がいない場合に、遺産を管理して遺産を清算する職務を行う人のことをいいます。


【相続時精算課税制度】(そうぞくじせいさんかぜいせいど)

生前に2,500万円まで贈与しても贈与税がかからない制度です。納税者の選択により利用することができ、贈与した時点では贈与税がかかりませんが、贈与者が死亡して相続が開始すると贈与した財産を相続財産に加算して相続税を計算します。


【相続税】(そうぞくぜい)

相続や遺言書により受け継ぐ遺産の総額が大きい場合にかかる税金です。


【相続人の廃除】(そうぞくにんのはいじょ)

被相続人は、相続人の中に被相続人を虐待したり、重大な侮辱を加えたり、著しい非行をした者がいる場合には、相続人から廃除することができます。


【相続の欠格者】(そうぞくのけっかくしゃ)

欠格事由に該当する相続人のことをいい、欠格事由に該当すると自動的に相続権を失い、相続人としての地位を失います。


【相続放棄】(そうぞくほうき)

故人の財産(プラスの財産)も借金(マイナスの財産)も何も受け継がないこととする手続きのことです。相続人が、相続の開始を知った日から3ヶ月以内に、家庭裁判所に申請する。


【相続人】(そうぞくにん)

被相続人(=相続される人)が亡くなったときに、相続する権利がある人をいう。


【贈与】(ぞうよ)

自分の財産を譲る契約のことをいいます。
贈与をする人が意思表示し、贈与を受ける人受諾することで贈与契約が成立します。


【贈与税】(ぞうよぜい)

贈与契約により一定額以上の財産を譲り受けた場合にかかる税金です。

【た行】相続用語

【代襲相続】(だいしゅうそうぞく)

被相続人の子供が亡くなっている場合は、その子供(被相続人からすると孫)が相続人となる相続のことをいいます。


【代償分割】(だいしょうぶんかつ)

一部の相続人が、自分の相続分を超えて相続財産を取得する代わりに、自分が持っている金銭を他の相続人に支払う方法のことをいいます。
現物分割と代償分割を組み合わせる方法はよく使われます。


【単純承認】(たんじゅんしょうにん)

相続人が故人のプラスの財産(不動産や預貯金)だけでなく、マイナスの財産(借金など)もまとめて引き継ぐ方法のことをいいます。

【地目】(ちもく)

不動産登記法により登記官が、その土地を総合的、客観的に判別し認定した土地の用途のことをいいます。宅地、田、畑、山林、原野、牧場、沼地、鉱泉地、雑種地などに分類されます。


【直系尊属】(ちょっけいそんぞく)

親や祖父母などのことをいいます。直系卑属と合わせて直系血族という場合もあります。


【直系卑属】(ちょっけいひぞく)

子供や孫などのことをいいます。直系尊属と合わせて直系血族という場合もあります。

【定期贈与】(ていきぞうよ)

贈与者が受贈者に定期的に贈与することをいいます。
低額の贈与であっても、毎年同じ時期に同じ金額を贈与すると、定期贈与とみなされ、贈与税が課税される可能性があるので注意しましょう。

【登記事項証明書】(とうきじこうしょうめいしょ)

登記簿謄本ともいい、土地・家・建物・マンションなどの不動産所有者の住所・指名・所在・大きさ・構造や地目などが記載された証明書のことをいいます。法務局の登記簿に記載され一般公開されています。


【動産】(どうさん)

土地およびその定着物(建物)のことを不動産といい、それ以外の物を動産といいます。
現金・商品・家財などの財産、土地に付着していても定着物でない物(仮植中の樹木や庭石など)、建物の構成部分とされない物(障子、ふすまなど)も動産とみなされます。登記が必要なものは不動産とみなされます。


【登録免許税】(とうろくめんきょぜい)

不動産登記の際に課せられる税金で、登記申請を行うと課税されます。


【特別縁故者】(とくべつえんこしゃ)

亡くなった方と一緒に暮らしていた方や、身の回りの世話や看護をしていた方などが該当する可能性があります。
自身で家庭裁判所に申し立てを行い、家庭裁判所から認可される必要があります。


【特別受益】(とくべつじゅえき)

被相続人から生前に多額の援助を受けていた場合の利益のことをいいます。資金の援助だけではなく、土地や建物、株式などの援助も含まれます。


【特別代理人】(とくべつだいりにん)

親権者が,その子との間でお互いに利益が相反する行為をすることになった時に、裁判所に申し立てて選任してもらう特別な代理人のことをいいます。
未成年者の叔父・叔母や祖父母などのうち相続人でない者が選任されます。弁護士や司法書士などの専門家が選任されることもあります。


【特別養子縁組】(とくべつようしえんぐみ)

実の親との親子関係を断ち切って養親と新たな親子関係を生じさせる養子縁組です。普通養子縁組と異なり、実親との親子関係が無くなります。

【な行】相続用語

【二次相続】(にじそうぞく)

夫婦のどちらかが亡くなった際の相続を一次相続、その後さらにもう一方の配偶者が亡くなった際の相続を二次相続といいます。


【認知】(にんち)

婚姻関係にない相手との子に対して親子関係を認めることです。

【農地の種類】(のうちのしゅるい)

「純農地」「中間農地」「市街地周辺農地」「市街地農地」の4種類あります。


【農地の評価方法】(のうちのひょうかほうほう)

農地の相続税を計算する際には農地を評価する必要があります。農地の評価方法は農地の種類によって異なります。

【は行】相続用語

【配偶者居住権】(はいぐうしゃきょじゅうけん)

残された配偶者が被相続人の死亡時に住んでいた建物を亡くなるまで、または一定の期間、無償で使用することができる権利のことです。


【倍率方式】(ばいりつほうしき)

固定資産税評価額に倍率を乗じて計算する土地の評価方式の一つです。固定資産税評価額も倍率も国税庁のウェブサイトで調べることができます。

【非課税財産】(ひかぜいざいさん)

その財産の性質・社会政策上の配慮・公益的見地などの理由から、相続税の課税対象とすることがふさわしくない財産のことです。
生命保険金、死亡退職金、弔慰金、墓所、霊廟、祭具などが該当します。


【被相続人】(ひそうぞくにん)

相続財産を遺して亡くなった故人のことをいいます。

【負担付贈与】(ふたんつきぞうよ)

受贈者が贈与者に対して、目的物の対価とまでは言えない位の負担を負う場合の贈与契約のことをいいます。


【普通養子縁組】(ふつうようしえんぐみ)

実の親との親子関係を継続したまま、新たな親子関係を生じさせる養子縁組のことです。

【法定相続人】(ほうていそうぞくにん)

民法で定められた相続することができる人のことをいいます。
配偶者は常に相続人となり、その他の相続人の順位に応じて配偶者の相続分は変動します。


【法定相続分】(ほうていそうぞくぶん)

民法で定められた相続財産の取り分のことをいいます。
被相続人が遺言によって指定していない場合は、法律の規定により相続分が決定されます。

【ま行】相続用語

【未成年者控除】(みせいねんしゃこうじょ)

相続人が未成年者のときは、相続税の額から一定の金額を差し引くことができます。


【みなし相続財産】(みなしそうぞくざいさん)

本来は相続財産ではないが被相続人の財産で、被相続人が亡くなったことによって相続人が相続する財産のことです。
相続税の計算では相続財産とみなして、本来の相続財産に上乗せします。死亡保険金や死亡退職金などが該当します。

【無申告加算税】(むしんこくかさんぜい)

法律で定められた申告期限までに、必要な確定申告を行わなかった場合に、納税者に課せられる国税のことをいいます。
法定期限内に税を納付していたとしても、確定申告を行っていなければ無申告加算税を課せられるので注意しましょう。

【名義預金】(めいぎよきん)

預金の名義が被相続人以外の配偶者や子、孫になっているが、実際は被相続人のものである預金のことをいいます。
贈与しているつもりで行っても、相続が発生した際には相続財産として課税されるので注意しましょう。

【や行】相続用語

【養子縁組】(ようしえんぐみ)

血縁関係がない者の間に親子関係を発生させることをいいます。
相続に関して実子と同様の権利が生じます。

【遺言執行者】(ゆいごんしっこうしゃ)

遺言の内容を実現するために必要な手続きを行う人のことをいいます。


【遺言書】(ゆいごんしょ)

自分の死後に財産を誰にどのような形で遺すかを指定する書面のことをいいます。
よく使用されるのは「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」です。

【ら行】相続用語

【利益相反行為】(りえきそうはんこうい)

ある行為により、一方の利益になると同時に、他方への不利益になる行為のことをいいます。
例えば、親と未成年の子供がともに相続人になっているとき、親が子供の代理として遺産分割協議をすることは利益相反行為とみなされるので禁止とされています。

【暦年贈与】(れきねんぞうよ)

毎年1月1日~12月31日までの間に受けた贈与財産の合計額に応じて贈与税を納める一般的な贈与のことをいいます。
110万円の基礎控除内にして節税対策を行う方法が有名で、長期間にわたって計画的に行うことで大きな節税効果が期待できます。
ですが、定期贈与とみなされると贈与税がかかるので注意しましょう。


【連年贈与】(れんねんぞうよ)

毎年同じ金額を何年にも渡って贈与し続けることをいいます。110万円以下の贈与であれば贈与税がかからないのですが、例えば20年かけて2人の子供に毎年110万円贈与を続けていた場合、最初から4,400万円贈与する意図があったとみなされると贈与税が課税されます。

【路線価】(ろせんか)

道路に面する標準的な宅地の1㎡あたりの価額のことで、土地の評価額を算出する際に指標とします。


【路線価方式】(ろせんかほうしき)

路線価に宅地の面積を乗じて計算する土地の評価方式の一つです。

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  山田 愼一

相続の相談件数は業界でもトップクラスの年間1800件のグリーン司法書士法人 の代表司法書士。
一般の方向けのセミナーの講師や、司法書士や税理士等専門家向けのセミナー講師も多数手がける。オーダーメイドの家族信託を使った生前対策や、不動産・法人を活用した生前対策が得意である。




代表司法書士山田愼一
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