結婚と離婚と相続
2011.09.29
先日、友人の結婚式に参加してきました。
友人は、学生の頃から家族に恋愛の話や、彼女がいる・いないなどの話をまったくしてこなかったそうで、結婚が決まってから母親に報告したそうです。
お母様は、自分の息子から彼女の話を聞いたことがなかったため、「ひょっとしたら息子は同性愛者なのではないか?」と真剣に思っていたことがあったそうです 笑。
そんな、幸せな友人の結婚式を見ていて、あらためて婚姻制度について考えてみました。
日本の婚姻制度は、他の国に比べて、実は手続上とても簡素です。また、協議離婚の手続きについても、かなり簡素といえます。つまり、日本の婚姻制度の入り口と出口はわりとオープンであるといえます。
しかし、他の国、たとえばフランスなんかは、日本とは比べ物にならないくらい、入り口と出口が複雑です。フランスのイメージといえば、恋愛にオープンで自由、と思いがちですが、それはいわゆる「事実婚」が一般的であるからであり、煩雑な婚姻手続を避けるがゆえに事実婚を選択していることから来るイメージでもあると思います。
そのため、フランスでは婚外子(結婚していないカップルの子供)の出生率が50%を上回っているというデータもあります。要は、結婚していないカップル間の子供の方が結婚しているカップル間の子供より多い、ということです。
また、フランスでは、事実婚であっても「契約婚」と同等の福祉・行政サービスを受けることができる点も、契約婚を選択しないカップルが多い要因の一つだと思われます。
また、日本の婚姻手続は簡素であると書きましたが、夫婦のどちらかが亡くなった後の相続関係はとても複雑です。
日本の法律上、相続人の権利は一応手厚く平等に保護されていると言えるのですが、裏を返せば、実質上、亡くなった方やそのご家族とは全く縁遠い存在であった人間が、「法律で手厚く平等に保護されている」というだけの理由で、相続権を主張してくるケースが発生する仕組みになってしまっています。
法律はいつでも表裏一体で、全ての人にとって都合のいい法律というのは、ほとんどありません。特に、相続手続に関係する法律は独特であるため、その表裏一体の性格がより強いといえます。
法律の見方、理解の仕方、使い方を間違うと、知らない間に思わぬ損害を被ってしまう可能性が高い、といえます。【西田】
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