相続と遺言書なら大阪相続相談所
2012.06.20
相続の手続きに関わらせて頂いて感じるのは、遺言を遺していらっしゃる方が本当に少ないなぁということです。
遺言を遺していれば防げた揉め事や、場合によっては故人が経営していた会社が立ち行かない事になるなどのケースもあります。
特に、会社を経営している方であれば遺言を遺すことの必要性は勤務されている方に比べて格段に高くなると思います。何故なら、会社を設立した段階でその会社は自分だけのものではないからです。 従業員の方・従業員の家族・取引先・株主・債権者・地域社会など多くの関係先への責任が会社の経営者にはあります。 しかし、どれだけの経営者の方が遺言をのこしておられるでしょうか? もちろん遺言だけが相続対策では無いですが、今自分が死んだらどうなるかという事は経営者であれば考えておかなければならない問題であるでしょう。
そして、遺言を遺している経営者の方でも相続税対策ばかりに偏った遺言を遺している場合等は今一度視点を変えて遺言を見直してみることも必要でしょう。
司法書士 山田愼一