相続と遺言書なら大阪相続相談所
2011.08.24
遺品の掃除・修理をしたり、常識の範囲内で整理したりすることは、問題なく行うことができます。保管場所を移したりすることもできます。
ただし、価値のある骨董品と知っていて、故人の死後にそれを売却し、相続人がその利益を得るような行為は「常識の範囲外」と判断される可能性があるので、そういった行為は避けたほうがいいと思います。
要は、過度な利得や悪意(わざと、の意)の隠匿・損壊は相続を承認したと判断されても仕方ないが、資産の調査・整理程度であるならば問題は無い、といった程度に考えていて大丈夫だと思います。
これに関連して、「故人の葬式をしたが、これは相続の承認にあたるんですか?」といったご相談を受けることがありますが、同じように、一般的な費用で執り行われたお葬式であれば問題はありません。
その他、判断が難しい、やっぱり基準がよくわからないといった場合は、当サイトからご相談されるか、故人の最後の住所地を管轄する家庭裁判所へお尋ねください。【西田】