相続と遺言書なら大阪相続相談所
2011.10.26
電話や、仕事で人と話していて気になるのは、相手の口調や、言葉遣いです。なかでも気になるのが丁寧語なんじゃないかと思います。
最近、特に気になるのが、「なるほどですねー」という相槌の言葉。
ヤフーのニュースで取り上げられていたので、「やっぱりみんな気になってるんだなー」と思ったのですが、どうですか?ヤフーのニュースの中では、「独りよがりな丁寧語」として勝手にカテゴライズされていましたが 笑、最近よく聞くので僕も気になっていました。
ちなみに僕は「なるほどですねー」は使いません。
嫌悪感は感じないのですが、なんていうか、自分が「なるほどですねー」と相槌を打たれると、「ほんとに共感してくれているのかな?」と思ってしまいます。「なるほど」は相手の話を聞いて、共感したときに「ついつい出る言葉」だと思っているので、「ついつい」出る言葉に「丁寧さ」は必要ないんじゃないかと思うんですが、どうなんでしょう?だから、クライアントと打ち合わせしている時には、僕は本当に共感した時以外は、共感の言葉をなるべく発しないようにしています 笑。
話は変わりますが、独りよがりで思い出したのですが、これから遺産を遺そうとされていて遺言書の作成を検討されているような方々のケースをお伺いしていると、ご本人は「良かれ」とお考えであっても、独善的になってしまっている方が時々いらっしゃいます。
「遺産を遺す」ということを真剣にご検討されるお気持ちはとてもすばらしいことだと思うのですが、それが、一部の相続人に偏って有利であったりした場合に、遺留分だ、遺言書は無視だ、家庭裁判所の調停だ、など「遺産紛争」の火種になってしまっては、元も子もありません。「遺産を遺す」という行為については、正直、多かれ少なかれ、「妥協」や「譲歩」「配慮」が必要になると思われます。後に残された相続人の方々が、皆さん納得できるような遺言を作成することは、とても難しいです。
それでも、「妥協」や「譲歩」「配慮」が可能であれば、最大限にそれらをすべきだと思います。
「遺言を作ってみたけど、これで家族みんなが納得してくれるかなぁ」とご心配な方や、「専門家の視点で、遺言内容について第三者的な意見が欲しいなぁ」と思われている方は、いちど当相談所にお気軽にお問い合わせください。【西田】