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権利と義務と行政書士試験 後編

2011.08.18

そして、基礎的な法律の仕組みをきっちり「理解」し、何十回もテキストを読んで体に刷り込み、試験の日に一問平均2分30秒という限られた時間の中で、反射神経ぐらいの速度で正解を選択する、という作業が要求される試験です。

基礎的なことが多く出題されますし、1年間そこそこ勉強すればそこそこの点数が取れるので、簡単だと言われるんだと思いますが、そこそこ点数を取らせるのは試験委員も想定済みで、受験生は、そこそこ点数取れるから、たぶんこの試験は簡単なんだろう、あともう少し勉強すれば合格するんだろうと、勘違いしてしまうんだろうと思います。

しかし実は、その「そこそこレベル」を越える作業、点数にすれば5~10点を積み重ねる作業に凄まじい努力を要します。
皆が勘違いしている中で、その努力をしてきた人間だけを合格させるというサディスティックな試験が、「今の」行政書士試験だと思います。

僕も合格する1年前までは、難しい試験だとは思っていましたが、「他の国家資格に比べると易しい」「あともう少し勉強すれば合格するんだろう」という考えを捨て去ることができませんでした。
しかし、そのとき僕が通っていた大手受験予備校講師によると、現在の行政書士試験の合格者の多くは、法科大学院生、旧司法試験受験生、司法書士その他の資格合格者または受験経験者が多くを占めると言っていました。
ということは、これらに該当しない一般受験生の実質「不合格率」はさらに高くなるという衝撃の事実を聞かされたのです。
99%くらい?ひえーーってなったのを覚えています。
それが、先入観を捨て去るきっかけになり、5~10点を積み重ねるための努力を1年間継続できたきっかけとなったんだと思います。

ですから、これから受験する皆さんには、どうかこの「他の国家資格に比べると易しい」という根拠の無い考えを捨て去ってから、勉強を始めていただき、なんとか1年ないし2年で合格していただきたいと思います。【西田】

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